ペンギンメジャーーメモ ~知ったら書いておこう~

知識メモ。役に立つ日はくるのか。

「ミステリ」について シチュエーション

シチュエーション

 

殺人事件

連続殺人事件

クローズド・サークル

正体不明の死体

窃盗事件

誘拐事件

脅迫事件

詐欺事件

失踪事件

物体消失

記憶喪失

ミステリ研究会

日常の謎

模倣犯

凶器探し

動機探し

怪奇、オカルト

強盗、襲撃

組織犯罪

テロ事件

劇場型犯罪

 

 

ミステリについて トリック

トリック

 

密室殺人

足跡トリック

乗り物によるアリバイ

乗り物以外のアリバイ

毒殺トリック(概要)

毒殺トリック(手段)

衆人環視下での殺人トリック

死体の隠滅

双子トリック、一人二役

交換殺人

意外な凶器

意外な犯人

人間以外の犯人

手がかりの偽装

偽装の死

目の錯覚

コンピュータを用いたトリック

心理トリック

叙述(じょじゅつ)トリック

特殊能力

特殊空間

ミステリについて ガジェット

死体

犯行予告、犯行声明

ダイイングメッセージ

指紋

入館記録、入室記録

時刻表

電話

身分証明書

手記

手紙

遺書

服装

手術痕

歯の治療記録

凶器

毒物

化学薬品

解毒剤

手荷物

地図

暗号

日付

天気

ミステリについて セオリー

セオリー

ノックスの十戒

ミステリ小説のルール十か条

1 犯人は物語の初期から登場していなければならない。しかし、その心理状況のすべてが読者に読み取られてはいけない。

2 探偵小説に超自然的な能力を導入してはいけない。

3 秘密の部屋や抜け穴、通路などは一つくらいにしておくべきである、

4 発見されていない未知の毒物や、科学的説明を必要とするような装置は使用しない。

5 中国人を主要な人物としてとうじょうさせてはならない。

6 偶然の事故で探偵が助けられてたり、探偵の直観的な判断で真相が判明してしまうことは避けるべきである。

7 探偵が犯行を犯すべきではない。

8 探偵が手がかりを発見した場合はすぐに読者へも提示しなければならない。

9 探偵の友人や助手役の人物の考えは読者に隠してはいけない。また、彼の知能はほんのわずかだけ読者より下でなければならない。

10 双子や瓜二つの人物の登場は、あらかじめ読者に知らせておかねばならない。

 

ヴァン・ダインの二十則

1 事件の謎を解く手がかりは作中にすべて記述されていなければならない。

2 作者は登場人物が仕掛けるトリックの他に読者をペテンにかけるような記述をしてはならない。

3 ミステリの知的な推理の邪魔になるだけなので恋愛要素は不必要である。

4 探偵や刑事など事件を捜査する側の人間が犯人へ豹変してはならない。

5 犯人は偶然や突然の自供ではなく論理立った推理でのみ確定されなければならない。

6 探偵小説は探偵役が不可欠で、事件は探偵役の推理と捜査で解決すべきである。

7 長編作品では死体が不可欠であり、殺人より軽い事件は避けるべきである。

8 犯罪の真相を明かすのに占いや心霊術などオカルト的なものを使ってはならない。

9 探偵役は一人であることが望ましい。複数の探偵の存在は推理を分散させてしまい読者に対して公平ではないからである。

10 作品における重要人物が犯人でなければならない。端役や突然現れる人物を犯人とするのは作者の無能を宣伝するものであるからだ。

11 執事やメイドといった使用人を犯人にするという安易な手法を行ってはならない。

12 共犯者はいてもいいが真犯人は必ず一人でなければならない。

13 秘密結社やマフィアなどに属する人物は組織の保護を受けられるため犯人にしてはならない。ミステリにおいてアンフェアとなるからである。

14 殺人の方法やトリック、探偵役が調査する手段は科学的かつ合理的でなければならない。

15 事件を解決する手がかりは最終的に探偵役が推理を開陳する前にすべて読者に提示されていなければならない。

16 執拗な情景描写や文学的長文は避けなければならない。

17 犯人役に殺し屋のようなプロの犯罪者を配するのは避けなければならない。犯罪の素人こそが魅力ある犯罪を作り上げるからである。

18 殺人事件の結末に事故死や自殺を用いてはならない。これは読者をペテンにかけるものだからである。

19 犯罪の動機は個人的なものであるほうがよい。国際的陰謀や政治的動機では探偵小説ではなく、スパイ小説となるためである。

20 探偵小説の作者たるもの自尊心を持ち、過去に使い古された陳腐なトリックを使うことはさけるべきである。

 

フェア・プレイ

叙述トリックを使う際、叙述者が信用できない場合、作品それ自体の成立が危うくなる。

極端な話、語り手の記述が全部嘘でそんな事件はなかった可能性すらある。

 

ペダントリー

押しつけがましく知識をひけらかすような態度を意味。

ミステリの中心イメージは「知性」

ペダントリーが作品に知的な装いやテーマ性、歴史性を与える。

 

見立て殺人

見立てとは、庭を風景に、人形を人に見立てるように、あるものを用いて別のものを連想させ、組み合わせから意図を読み取ってもらうもの。

 

第一発見者

第一の容疑者になる。

疑われない第一発見者にする重要なことは「一人で発見されないこと」

 

事後の共犯者

 殺害現場を目撃してしまい、隠滅に協力するなど。

 

旅行先の殺人

トラベルミステリ、ミステリーツアー。列車や航空機。

 

どんでん返し

結末がひっくりかえる。予想外の展開。

 

「ミステリ」について ジャンル

ジャンル

ミステリ小説

「ミステリ」は謎・神秘一般を表す単語。

「ミステリ小説」 推理小説・探偵小説を指す。

 語源から時によりオカルト関係のテーマもミステリ小説に分類される。

 

本格ミステリ

密室などの謎めいた事件の真相を解き明かす、謎解き主眼のもの。

「パズラー」と呼ばれることも。

 

スリラー、サスペンス

サイコスリラー 異常心理サスペンス

ポリティカルスリラー 政治謀略

テクノスリラー 新兵器にまつわる軍事冒険

リーガルスリラー 法廷ミステリ

メディカルスリラー 医学ミステリ

 

「ゾクゾクさせてくれる娯楽小説」はスリラーである。

 

サスペンス=危機からの脱出

イムリミット、脱出、逃亡、追跡・奪還、疑惑

一般人が奮闘する。

 

倒叙ミステリ

犯人側から語る「本格ミステリ

ひっくりかえったミステリ。

犯人視点で犯行計画、準備、実行を語る。

ミステリの醍醐味である謎解きはすでに行われているので、

犯人はどこでミスを犯し、探偵はどこでそれに気づき看破するかが楽しむ点。

本格ミステリが結果→原因でパズルなのに対し、倒叙はいわば「詰将棋」。

 

変格探偵小説

「本格」に対する「変格」

怪奇・幻想・冒険・SF・秘境・猟奇・プロレタリア

通り魔の被害にあった少女が同級生の注目を浴び続けたいがために模倣犯になる

風に飛ばされたメモをとろうと、高層ビルの窓から出た男が、同僚にうっかり締め出されて絶体絶命

ミステリマニアがシェイクスピアマクベス」の真犯人を当てようとする。

 

小さなアイデアから人間の持つ「奇妙さ」を浮き彫りにしていく。

 

サイコ・ミステリ

「精神病質的(サイコパス)な犯人の異常行動」と

「心理学や行動科学的分析方法(サイコアナライシス)を用いて犯罪の痕跡から犯人像を推理する手法」をストーリーの核とする。

サイコパス反社会性人格障害、良心や罪悪感がない、自己中心的だが知能が高く、口がうまく行動的他人から好意を持たれる人物が多い、それゆえ操作の目を掻い潜って犯行を繰り返す。

 

ハードボイルド

語源は、軍の鬼教官の白いカラーを「固ゆで卵(ハードボイルド・エッグ)」の硬い白身にたとえたという説。

他にはヘミングウェイの文体を評論家が「激しく(ハード)沸き立つ(ボイルド)湯の泡」とたとえたから。

 

汚れた街を舞台に人間性を醸す「会話・台詞」が要素となる。

 

社会派ミステリ

時代を舞台に、社会制度の矛盾や、公害、大事故、汚職事件などの

社会問題を物語の重要な背景事情として取り入れ綿密に描写したミステリ作品を指す。

 

警察小説と法廷ミステリ

身近にいる探偵

警察官や司法関係の人間の活躍。

犯人が明かされてから、さらにその先を語る。

 

クライムノベル

犯罪者の心理や犯行の過程を物語に描く。

犯罪者側が主人公。

現実的な犯罪。

謎らしい謎のない作品も多く、事件が結末で解決しないものもある。

「名犯人」の窃盗計画、詐欺行為。

冒険小説とスパイ小説

冒険 依頼型と巻き込まれる型。

配送・追跡・逃避・探索など。

 

スパイ 任務でトラブル。陰謀に巻き込まれる。

 

歴史ミステリ

・ 歴史上の過去の時期を舞台とするもの。

・歴史上の「謎」を解き明かす現代が舞台のもの。

・両方を織り交ぜたもの。

 

 

サイコパスチェックリスト

サイコパスチェックリスト

 

1ー口達者・表面的な魅力

2-誇大的な自己価値観

3-刺激を求める・退屈しやすい

4-病的な虐言

5-偽り騙す傾向・操作的(人を操る)

6-良心の呵責(かしゃく)・罪悪感の欠如

7-浅薄な感情

8-冷淡で共感性の欠如

9-寄生的生活様式

10-行動のコントロールができない

11-方逸(いつ)な性行動

12-幼少期の問題行動

13-現実的・長期的な目標の欠如

14-衝動的

15-無責任

16-自分の行動に対して責任が取れない

17-数多くの婚姻関係

18-少年非行

19ー仮釈放の取消

20ー多種多様な犯罪歴